2013年に結成された”R2Y+J(リリィ・ジョーカー)”。 A・O・I(Vocal & Guitar)が在籍していたSHAZNA、そしてLüna(Bass & Side Vocal)が在籍しているEins:Vierの名を遍く示していたならば、もしかしたらR2Y+Jは存在していなかったかもしれない。そう思わされる程の活動を3年もの間、あくまで自分たちのペース、世界観を乱さずに行ってきた。そんな彼らが、遂に1st full album「LIMIT CODE」をドロップする。彼らが拘ってきた楽曲、A・O・I / Lüna / T-Tの間に繋がれている、絶対的な”信頼”という絆。その全ての要素が、このアルバムに封じ込められている。R2Y+J結成からの全てを4パートに渡りお届けする。


—信頼し合っていることが大きい

─こうやって伺ってきた、これまでと、そして現在のR2Y+Jですが、絶えずキーワードとして浮かび上がってきた” これからのR2Y+J”について、メンバー全員で向かえていることが、未だ見ぬストーリーへの期待となっているんだろうなと思いました。

A・O・I:冗談みたいな話ですけど、単行本が発売されてこの続きはこの号で見れます!みたいなことなのかな(笑)。

T-T:確かに(笑)。

A・O・I:「LIMIT CODE」をR2Y+J presents -S.L.O.D.E CRACK- rev.02 R2+J 1st FULL ALBUM「LIMIT CODE」発売記念ワンマンライブで先行発売するんですけど、買ってくれた人はその続きをライブで観れるっていうことですね。

─その為の新曲も、今まさに用意されていますしね。

A・O・I:はい。次のR2Y+Jだからといって、原曲自体はガラリと変わっているわけではないんですけど、それをどう新しく仕上げるかが大事なんですよね。まだ現段階(2016.05.24)では、細かいフレーズまで決めていないんですけど、自信を持ってチャレンジしたいという気持ちです。今思ったんですけど、こうして話していると、自分たちの色々なことを改めて見つけ直せていたりもして、どこに向かいたいかがすごく明確にもなりましたね。

Lüna:それはあるね。言葉にすることで、より具体的に示せることも増えてくるし。

A・O・I:自分たちの音楽は、芸術の世界で言う”ずっと見つめることでその素晴らしさが見える”という感じのことを目指しているので。音楽のように実体の見えないものは、こちらからモチーフを提示できない以上は、その世界に浸ってもらうことで素晴らしさを見つけてもらうしかないからね。それって、すごく怖い部分もあるんですけど、今の僕らなら出来そうな気がしています。このモチベーションで新曲に向かえるからこそ、もう当時とは違ったアプローチで、詞・メロディ・ギターを新しく構築できるんで。

─“怖い”という表現をされましたが、1つの楽曲をBGMのように聴く人、繰り返し聴いて自分の想いを重ねる人、聴き手側にその世界の判断を委ねることについて、その怖さの1部なのでしょうか?それとも、その”新しさ”を受け入れられるかの部分でしょうか?

A・O・I:それで言うと、どの曲もそうなると思うんですよ。例えば”リリース”という言葉の通り、自分たちの手から離れた瞬間から、自分たちだけのものではなくなっているので、その聴き方は違いますとか、その詞の捉え方は違いますとかっていう風にはならないです。しかも、僕らの場合は音源よりもライブを重視しているので、そこで如何に表現するかでしかない以上、あくまで音源については、そのキッカケとなってくれたらと思っているので。言葉を変えれば、観て欲しい世界は音源ではなく、ライブだと思います。

Lüna:因みにその芸術性っていうのは、小難しいことではないですよ(笑)。僕とT-Tで、どれだけマニアックなことをやったとしても、A・O・Iくんの旋律がオブラートで包んでくれるからね。それはどの曲でもそうだし、A・O・Iくんが新曲に自信を持ってくれてるのも、R2Y+Jとして見出せている芸術性から外れていないからだよね。もし、そこから外れた曲が出来たとしたら、誰かがやりたくないって言う(笑)。

【独占インタビュー】-

─(笑)。

Lüna:A・O・Iくんのイメージで曲を膨らましていってくれていて、そこに僕とT-Tが組み合わさることで、面白みとか芸術性って言われる部分になる。だから、コンセプトみたいなものを決めることもないし、出てきたものに対して閃くことができれば、更に広がっていくし、良い意味で壊したりもする。もし、壁にぶち当たったとしても、温めてチャレンジできるタイミングまで待つこともできるから。

─R2Y+Jとしての個の向き合い方が、その積み重ねで確立していったんでしょうね。

Lüna:きっと、発信側のスタンスやスタイルは変わらないと思います。それが自分たちが3年掛けて身につけた、曲の生み出し方だし武器だと思うから。

─自身らしさを失わずに、3人の集合体としていられることは、ある種の理想形でもありますよね。

Lüna:こんなストレスのないバンドで良いのでしょうか(笑)。

─(笑)。よく”ぶつかり合うことで生まれる~”という話もありますが?

Lüna:「バンドってもっとストレスあったよなあ」って、過去の自分を振り返っても思うんですけどね。もちろん、なんでもなあなあでやっているわけでもないですし、ちゃんと話し合いも確認作業もしているんですけどね。T-TはT-Tのこだわりを持ってやっているだろうし、それでも張り合いにはならないんですよね。

─意地の通し合いや、我の張り合いもないですか?

Lüna:そういうこととか、ずっと一緒にいる中で起こる人間関係のギスギスもなくてね。それでも、曲もライブも納得のいくクオリティでできているし。

A・O・I:もっと言うと、既に自分たちがライブで楽しめているから、やり合う必要がないんですよね。

【独占インタビュー】-

Lüna:結局、自分たちが緊張感をもってライブを楽しむことをしていないと、ずっとバンドをやっている意味もなくなってしまうし、やり続けていることでもあるし。ここで啀み合ったり、毎日戦ったり張り合いながら3人でバンドをやっても楽しくない(笑)。

A・O・I:若いときはね、そういこともしていましたけど、R2Y+Jにはその必要がないですね。3人組ってそうなんでしょうか(笑)。

Lüna:信頼し合っていることが大きいんですよ。1番最初に話した、A・O・Iくんが曲のネタを持ってきてくれて、そこに細かい指示まであるとこっち側はストレスに感じてしまうだろうけど、ちゃんと任せてくれる。逆もそうで、A・O・Iくんが持ってきてくれる原曲を信頼しているし。T-Tくんがヘルメット被って叩くことも、受けとめてくれるし(笑)。

A・O・I:バンドを始めた頃なんて、ベースにもドラムにも「こういう風にやってよ」って、注文していましたからね(笑)。でも、今こうやって3ピースになると、自分のやらなければいけないことが多いし、それを充実させるだけで精一杯なんです。Lünaさんに「ベースをこうしてください」と言うよりは、そもそも自分がしっかりしていないと、R2Y+Jの音を作れない。

─A・O・Iさんの”3人組であるが故”に補足させていただくならば、きっと個人の責任範囲は明確であるけれど、その範囲が4人組に比べて遥かに広い。しかもR2Y+Jを表現するためには、それ相当の向き合いがないと成立しない。だから、Lünaさんが仰った”信頼”という武器が備わった。

A・O・I:そうですね。昔は自分のこともできていないのに、周りに言っていたとは思えない(笑)。

T-T:僕には「こう叩いて」っていうのもありますけどね(笑)。

A・O・I:アレンジの段階でね(笑)。ドラムは大事だからさ。

T-T:ドラムなので、Lünaさんから「ここはこう!」って言われたものを叩いて、それを聴いてみると、言われた理由もわかるし納得もできるですよ。だから、言われてイヤだってことではないです。

Lüna:「こうして!」って言ったあとに「手は2本しかないです」ってT-Tに言われたこともありましたけどね(笑)。

T-T:物理的にムリなことは言いましたね(笑)。

─現段階では、「dieS 11thTOUR -Do you like M.A.D middle age-」「アプレゲール presents 「ChouChou 01」」への出演も発表されていますが、こうやってお話を伺っていて、どうしても更なるライブの期待をしてしまうのですが。

A・O・I:ありますよ(笑)。

Lüna:具体的に夏以降のスケジュールを決めている最中なので、期待してもらって大丈夫です。1つだけ言っておく部分があるとすれば、「CRAWLER/TWILIGHT/UNIVERSE」をリリースしたタイミングから、ライブの本数を増やしたでしょ。だからといって、これからライブの本数を無闇に増やすことはしないです。正直、僕でもA・O・Iくんでもライブハウスにブッキングをお願いしたら、イベントを組んでくれると思うんですけど、そこにR2Y+Jの世界と混じり合えないイベントになるくらいなら、出ない方が良いと思っているので。もちろん、良い意味での対外試合として出演させていただくこともありますし、そこはセレクトとバランスだと思うので。

【独占インタビュー】-

─逆に能動的に開催している主催イベントが、本数を増やすことで薄れていくならば、確かに無闇に増やす必要はないですね。

Lüna:もしかしたら「LIMIT CODE」を出した割に、ライブの本数が少ないって思う人がいるかもしれないけど、それは...ときが来れば(笑)。

A・O・I:待っていてくださいということで(笑)。

─わかりました。最後に、これを配信するタイミングでは既に終えてしまっていますが、R2Y+J presents -S.L.O.D.E CRACK- rev.02 R2+J 1st FULL ALBUM「LIMIT CODE」発売記念ワンマンライブへの意気込みを聞かせていただいて、実際に観に行った方への答え合わせができればと思います。

Lüna:初ワンマンなので、単純に今までで1番曲数も多いし時間も長いから、全てを出し尽くす日になると思います。現段階でセット・リストは確定ではないものの、何となく決めてるものはあって、それを眺めていても”未知な感じ”というのはないんですよね。何本かのイベントでやっていたセット・リストのパーツが、その日に組み合わさる感じ。各流れも把握できている分、新曲の部分だけが未知ではあるけど、自然な流れができそうなイメージは持てていますね。きっと、初ワンマンであはあるけど、良い意味でいつもの主催イベントと変わらずに魅せれると思うので、問題は俺の体力だけです。

A・O・I:おっと(笑)。

Lüna:気力でやりきります(笑)。

T-T:僕は必死にアピールしているところを見ていただければと。このお二方がどうしても目立つので(笑)、その後ろで一生懸命に叩いている筈ですから。

Lüna:魂のドラム・ソロがあるらしいので。

T-T:見せ場がありますよ。

A・O・I:今回は、R2Y+Jにある持ち曲を全て投下するのに加え、新曲があります。その日に「LIMIT CODE」が発売になりますが、聴いてから観るというよりは、まず観てもらえたらと。初めて観る方へもこれまでのファンの方へも、今1番新しいR2Y+Jとこれまでと変わらないR2Y+Jを見せられると思いますので。そして、アルバムのテンションもそうですけど、ライブでは白熱した感情の表現を僕たちは追求しているので、是非そこを感じ取ってもらいつつ、みなさんの心を動かしたいですね。是非、怖がらずに(笑) 受け止めに来てください。ライブで会いましょう。

取材:2016.05.24

インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji

     
  

【リリース】

             

“【R2Y+J】-"

LIMIT CODE

01. BELEAVE

02. CRWLER

03. LOST

04. VIBES

05. TWIRIGHT

06. ETERNAL

07. UNIVERSE

08. RAY

09. LAST DANCE

10. SONIC WAVE

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【ライブ】

dieS 11thTOUR -Do you like M.A.D middle age-
2016/06/25 (Sat) HEAVENS ROCK Kumagaya VJ-1

adv / 3,000 (+1d) door / 3,500 (+1d)
dieS / R2Y+J / ...。「サイレンス」 R2Y+J Web Ticket予約
http://r2y-j.com/ticket.html
【入場順】
イープラス、バンド手売り並列入場 - バンド予約 - 当日券

アプレゲール presents 「ChouChou 01」
2016/07/03 (Sun) 高田馬場CLUB PHASE

adv / 3,240 (+1d) door / 3,780 (+1d)
出演:アネモネ / 犬神サアカス團 / the god and death stars / Der Zibet /R2Y+J / (50音順)
※出演者によるセッション有
イープラス
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002184868P0030001
※前売券入場者特典
「好き!」を語る エピソード付フォトカード(当日会場にて入場時にお渡し予定)
【入場順】
前売券 - 当日券

【アーティスト情報】

●Web

http://r2y-j.com/

●Twitter

https://twitter.com/R2YJofficial

●YouTube

https://www.youtube.com/channel/UC8xVS9lWojJfgTtasjN6WyA