3月11日に、約1年半ぶりとなるnew album『DISSIDENT』をリリースしたTEARS OF THE REBEL。バンド史上、最もバラエティー溢れた作品となった所以には、彼らでしか出せない音に詰められた想いと、メンバー自身が親しみ受けた80’s-00’sのオルタナティヴ・ロックを余すことなく描いたからである。そのギタリストであり、アパレルブランド「CHORD#8」のデザイナーとしても活躍をしている村瀬 貴俊より、バンド・楽曲・ライブについて語ってもらう。


—漠然とだけど”黒いガンズ”をやりたいなって

─本サイト初登場ですので、TEARS OF THE REBELの結成から伺えたらと思いますが、が2009年にKOJI(VOCAL)さんと始めることがきっかけだったんですか?

MURASE:そうだね。KOJIはSCREAMING SOUL HILLをやってて、オレがdrug store cowboyをやってる時から知ってる間柄で、お互い活動停止、解散後別のBANDを始めてたんだけど、何か物足りなかったりうまく転がらない中、KOJIから「なんかやろうよ」って声掛けてくれたんだけど、俺はバンドを作ったばっかりだったりとか、逆にオレがヴォーカリストを探してるときに、KOJIに声を掛けても他でやってたりとか(笑)。そんな感じで、お互いになかなかタイミングが合わない時期を2007年ぐらいから、何度か繰り返してて。2008年の冬ぐらいに、やっとタイミングが合って「じゃあ、やろうよ」っていう。それから、どういうことやりたいみたいな話をしていったかな。

─具体的なビジョンや音楽性よりも、KOJIさんはMURASEさんと、MURASEさんはKOJIさんと組むことが軸として合ったんでしょうね。

MURASE:音楽のジャンル云々より「彼とやりたい」って思ったし、あっちも「同じ世代で同じスキルを持ってやれそうだな」って思ってくれてたから、そこはお互い同じだったかもね。俺の中で、ボーカリストっていうのは大事な存在で、明らかにオーラがあって存在感の強い人。そういう人ってなかなかいなくて、そんなにミュージシャンを知らない中(笑)、頭の中に浮かんでたのはKOJIだけだった。

─そうやって始まる中、具体的な動きとしては曲作りになりますか?

MURASE:と言うより、スタジオに入ることだったかな。オレには「曲は任せたから、好きなことやってよ」みたいな。その中で、KOJIは漠然と”黒いガンズ”をやりたいなって言ってて。音楽性じゃなく雰囲気の話ね。そんな風に、気が合う2人で「ロックをしたい」っていう投げかけは覚えてるかなぁ。

─その時点では2人なんですよね?

MURASE:メンバーなんて、いないいない(笑)、2人ですね。「どういうメンバーにする」って話になったんだけど、取り敢えずスタジオに入っちゃって、曲のネタとかを持ってきてよって。だから最初は、例えばドラマーだったら知り合いに「ちょっと遊びきてよ」って声を掛けてって感じで、毎回来る人が違う(笑)。

─(笑)。セッションに近い感じですか?

MURASE:そうかも(笑)。「まず、転がさなきゃ!」ってことで、知ってる人をどんどん呼んでいったんだよね。

【独占インタビュー】TEARS OF THE REBEL

─そのセッションをしている間は、決められた曲があるというよりも、その「ロックをしたい」を具現化させる行為で、バンド名もその時点ではまだ決まっていなかった?

MURASE:今思えばそうだったのかな。メンバーが揃って顔を合わせてからじゃないと、バンド名は決められなかった。で、俺が何曲かのネタになるものを持って行って、その時々のベース・ドラムに伝えて。最初はジャムっぽい感じで進めていったかな。

─その中で、断片的なリフやフレーズでジャムっていったものが、楽曲とされるタイミングは、メンバーが決まってからですか?

MURASE:そう。最初のメンバーは俺らよりもみんな年下で、若いヤツらと組んだ。全員が同世代でやるよりも、新しい風がバンドに欲しかったしね。当時のメンバーが決まって、曲を作り出したのが2009年の半ばで、TEARS OF THE REBELとしての初ライブが2009年の9月9日です。

─メンバーが決まったということは、そこでバンド名も?

MURASE:KOJIが持ってきてくれたんだけど、コンセプトって程の大袈裟なものでもないけど、バンドの雰囲気を表す言葉を入れようと。TEARS OF THE REBELは(反逆児の涙)って意味なんだけど、まぁバンド名なんて、後からついてくるようなもんじゃん(笑)。スゲエ変な名前でも長い名前でも、ビッグになるとカッコ良く見えちゃったりするし、雰囲気とか匂いが重視だったな。

─そうやって活動を始めながらも、メンバーの脱退に見舞われます。

MURASE:結果的に2〜3年くらいやって、また振り出しに戻っちゃったんですよ。

—「こいつとやりたい」っていうのが強い。

【独占インタビュー】TEARS OF THE REBEL

─今のTEARS OF THE REBELを観ていてありえない話ですが、それこそ「ユニットでやろう!」とか思わなかったですか?

MURASE:それは流石になかったですね。いきなりガンズからB’zだとね(笑)。ドラムは、サポートの人に繋いでもらって。先にベースのYOSHIPONが入るんだけど、オレは昔から知ってる存在で、町田界隈の同じ世代。正直、連絡を取るような仲でもなかったんだけど、お互いの存在は知ってる感じで。たまたま、KOJIがYOSHIPONと別のところで知り合って、結構TEARS OF THE REBELのことを気に入ってくれたみたいで「やりたい」って、自分から手を挙げてきてくれた。もうひとりのギターのUcchyは、元々TEARS OF THE REBELのスタッフ的なことをやってて。すごい近場にいたんだけど、実はそんなにバンド経験があるわけでもなかった。それでも、ギターを弾けるし、当初と変わらずフレッシュな若い空気感とかを持ってるヤツを入れたかったって流れですね。最初はすごい緊張してたけどね(笑)。

─このメンバーの中でやるなら誰でもそうですよ(笑)。

MURASE:でも一番頑張ってついてきてるし、最初はスタッフだったかもしれないけど、バンドに入るっていうのは、ある意味”持ってるな”って思いますね。

─80〜90年代だと、所謂ローディーから始まってっていうのが当たり前にあったことですし、それに近しい感じがしましたね。

MURASE:やっぱり人在りきだし、「スゲエ巧いからアイツを入れよう」って発想にはならないし、「こいつとやりたい」って想いが強い。そういう意味では、今風に言うとUcchyは”持ってる”んじゃない(笑)?

取材:2016.04.22

インタビュー・テキスト:Atsushi Tsuji

写真:O.J.A live photo:sentaro

     
  

【リリース】

             

“【TEARS

DISSIDENT

・ECXXX-0005 / ¥2,500 オフィシャルより購入


【ライブ】

Vestimitation Works Presents 『rhedorical tactics Vol.8』
2016/05/20 (Fri) 下恵比寿Club Aim
TEARS OF THE REBEL / RHEDORIC / DINOSPEC / Reach The Sky

adv / 2,500 (+1d) door / 3,500 (+1d)
e+
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002184674P0030001
【入場順】
物販先行チケット - プレイガイド - バンド予約 - 当日券

Takatoshi Murase Solo Exhibition - 個展 -

2016年6月より。後日日程詳細発表(開催期間 約1ヶ月開催予定)
鉛筆画等のイラストの展示。

展示作品について
今回SMACK ENGINEERの協力により、
SMACK ENGINEERとコラボレーションして来たアイテムの原画を展示予定。

1999年 - 渋谷区松濤美術館 公募展に出展し優秀賞を得た作品を17年ぶりに展示予定。

FRAMES中目黒
〒153-0061 東京都目黒区上目黒1-18-6 NMビル1F
TEL:03-5724-5097
営業時間 AM11時30~AM3時
   (金、土、祝前日AM11時30~AM5時)

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